第二種電気工事士は独学で取れる?現役電気屋がヤフオク中古工具で合格|実務で使う工具・試験だけの工具も正直に

資格

「第二種電気工事士って独学で取れるの?」「工具をそろえるのにいくらかかる?」と気になっている方へ。筆者は現役の電気屋(でんきや慎ちゃん)で、第二種電気工事士の資格を独学で取得しました。しかも工具と練習材料はヤフオクの中古品でそろえて、費用をぐっと抑えています。

この記事では、資格の取り方や試験の流れに加えて、「実務で本当に使う工具」と「試験のときだけ使う工具」を、現場目線で正直にお話しします。これから受ける人がムダな出費をせずに済むよう、節約のコツも添えます。

🎯 この記事の結論

  • 第二種電気工事士は独学で十分に合格できる資格(技能試験の合格率は約71%)
  • 合格すれば、自宅のコンセント増設などの電気工事が自分でできるようになる(無資格では違法)
  • 工具は新品だと一式で数万円。筆者は中古でそろえて節約したが、これから受ける人は「2026年度対応」の状態を必ず確認
  • 工具には「実務でも一生使えるもの」と「試験専用でその後ほぼ使わないもの」がある。お金のかけどころを見極めよう

第二種電気工事士でできること(だから取る価値がある)

第二種電気工事士は、一般住宅や小規模店舗の電気工事ができる国家資格です。具体的には、こんな作業が「自分の手で」できるようになります。

  • コンセントの増設・移設・交換
  • 照明スイッチの増設・交換
  • 分電盤からの配線工事
  • エアコン専用回路の新設 など

これらは無資格でやると電気工事士法違反(1年以下の懲役または3万円以下の罰金)であり、感電・火災の危険もあります。逆に言えば、資格さえあれば自宅のちょっとした不便を自分で解消できる。DIY好きにとっては「できることの幅」が一気に広がる資格です。

試験の基本(2026年度版)

試験は「学科試験」と「技能試験」の2段階。学科に受かった人だけが技能に進みます。2026年度(令和8年度)の概要はこのとおりです。

項目 内容
受験回数 年2回(上期・下期)
学科試験 CBT方式(パソコン受験)が中心。マークシートの筆記方式も一部あり
技能試験 事前公表される候補問題13問から1問が出題。実際に配線を組む
受験料 インターネット申込 11,100円/書面申込 12,500円
合格率の目安 学科 約60%/技能 約71%

注目してほしいのは技能試験の合格率が約71%と高いこと。そして候補問題が事前に13問ぜんぶ公表される点です。つまり「出る問題が分かっている試験」。きちんと手を動かして練習すれば、独学でも十分に合格圏に入れます。

【実体験】筆者は独学で合格した

筆者は通信講座は使わず、学科は市販のテキスト、技能試験はYouTubeの解説動画を見ながらの完全独学で合格しました。お金をかけずに受かったのは、第二種電気工事士がもともと独学向きの資格だからです。

学科は、市販のテキストを1冊しっかりやり込めば合格圏に入ります。出る範囲が決まっていて、似た問題が繰り返し出るので、テキストの内容を理解して問題に慣れれば十分戦えます。

むしろ多くの人がつまずくのは技能試験(実技)のほうです。ここは知識ではなく「手が覚えているか」の勝負。ただ、今はYouTubeに候補問題13問の組み方・複線図の書き方・ベテランのコツが山ほど上がっています。筆者もこれにずいぶん助けられました。手元で動画をまねしながら練習できるので、独学のハードルは昔よりぐっと下がっています。候補問題13問を、時間を計りながら実際に組む練習をどれだけやったかで合否が決まります。

【節約】工具と練習材料はヤフオクの中古でそろえた

技能試験には指定工具(プラス/マイナスドライバー、ペンチ、電工ナイフ、ウォーターポンププライヤー、リングスリーブ圧着工具、スケール)と、練習用のケーブル・器具が必要です。新品でそろえると、工具一式+練習材料でざっと2〜3万円かかります。

筆者はこれをヤフオクの中古品でそろえて、費用を大きく抑えました。資格試験の工具は「合格したら使わなくなる人」も多いので、中古市場にきれいな出品がよく出ます。せどりで中古品を見慣れている人なら、状態の良いものを安く拾うのは難しくありません。

⚠️ 中古でそろえるときの注意

  • VVFストリッパーの刃がへたっていないか(被覆をきれいに剥けるか)を確認
  • 練習用ケーブルは使うと消耗する。本番までに何回練習するか逆算して量を確保
  • 候補問題は年度ごとに内容が変わるので、これから受ける人は「2026年度(令和8年度)対応」の練習材料を選ぶこと

【プロの本音】実務で使う工具・試験だけの工具

ここが現役電気屋として一番伝えたいところです。試験で使う工具には、合格後もずっと使える“当たり”と、試験のためだけの“その後出番なし”がはっきり分かれます。

◎ 実務でも一生使える:ホーザンのVVFストリッパー

ホーザンのVVFストリッパー(P-958)は、筆者が試験のときに買って、今でも現場で毎日使っている工具です。ケーブルの被覆を剥く・切る・「のの字曲げ」をする、といった作業がこれ1本でこなせて、作業時間が段違いに短くなります。プロも普通に使っている本物の道具なので、ここはケチらず良いものを買って損はありません

△ 試験専用:黄色いリングスリーブ圧着工具

一方、握りが黄色いリングスリーブ圧着工具(JIS適合・刻印が「○・小・中・大」と出るもの)。これは技能試験では絶対に必要な指定工具ですが、正直に言うと筆者は試験以外でほとんど使っていません。実務では差込形コネクタを使う場面が多く、リングスリーブの圧着が出番になる現場は限られるからです。

つまり、この工具は「試験に受かるためのコスト」と割り切ってOK。中古で十分ですし、合格後に手放す前提で考えても良いくらいです。

🔧 これから受ける人向け:2026年度対応の工具セット

中古に抵抗があるなら、指定工具がそろったホーザンのセット(候補問題ハンドブック付)が確実。VVFストリッパーは合格後も使えます。

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技能試験を独学で突破するコツ

  • 候補問題13問を、最低1周は本番どおりに組む(不安な問題は2〜3周)
  • 複線図を10秒で書けるようにする。ここで詰まると時間が足りなくなる
  • 時間を計って練習する。試験は40分。手が止まらないレベルまで反復
  • 練習材料は消耗するので、ケーブルは多めに確保しておくと安心

練習用のケーブル・器具は、年度対応の「練習用部材セット」が市販されています。1回分・2回分などがあるので、自分の練習量に合わせて選びましょう。

資格を取ったら何ができる?(次の一歩)

第二種電気工事士を取れば、冒頭で挙げたコンセントの増設なども自分でできるようになります。筆者も自宅のコンセントを実際に増設しました(→ 棚の裏に隠れたコンセントを移設した実例はこちら)。「業者に頼むと数万円かかる工事を、自分の手でできる」のは、この資格の一番おいしいところです。

よくある質問(FAQ)

Q. 第二種電気工事士は独学で取れますか?
A. 取れます。筆者は学科を市販のテキスト、技能をYouTubeの解説動画で独学し、合格しました。技能の合格率は約71%で、独学でも十分に合格圏です。

Q. 工具は中古でも大丈夫?
A. 状態が良ければ問題ありません。ただしVVFストリッパーの刃のへたりと、練習材料が年度の候補問題に対応しているかは必ず確認してください。

Q. 工具一式はいくらくらい?
A. 新品の工具セット+練習材料で、目安は合わせて2〜3万円ほど。中古を活用すればさらに抑えられます。

Q. 合格後、工具はまた使う?
A. VVFストリッパーは実務でも長く使えます。一方、黄色いリングスリーブ圧着工具は試験向けの色が濃く、出番は限られます。

まとめ

  • 第二種電気工事士は独学で十分に狙える国家資格(技能合格率 約71%・候補問題は事前公表)
  • 取れば自宅のコンセント増設などの電気工事が合法的に自分でできる
  • 工具は中古活用で節約可能。ただし刃の状態と年度対応はチェック
  • お金は長く使うVVFストリッパーにかけ、試験専用の工具は割り切るのが賢い

「資格を取って、自宅の電気まわりを自分でいじれるようになりたい」という方は、まず第二種電気工事士から。出る問題が分かっている、努力が報われやすい資格です。

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