光回線が遅い原因の切り分け方|乗り換え前に自分で確認できるチェックリストを電気屋が解説

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※本記事はプロモーションを含みます。

光回線の解約交渉で月1,100円割引にしてもらった話を以前書きましたが、その後によく聞かれるのが「うちも遅いんだけど、それって交渉すれば直るの?」という質問です。結論から言うと、遅さの原因が「回線そのもの」なのか「自宅の設定」なのかで、やることがまったく変わります。契約を見直す前に、まず自分で切り分けられる範囲を電気屋(でんきや慎ちゃん)が整理します。

まず「遅い」を数字で確認する

「体感で遅い」だけだと原因を絞り込めません。まずはスピードテストサイト(Google検索で「スピードテスト」と打つと出てくる公式ツールや、fast.comなど)で、ダウンロード・アップロード・Ping(応答速度)を測ってください。目安は次のとおりです。

用途 必要な下り速度の目安
メール・調べもの・SNS 10Mbps前後あれば十分
YouTube・Netflixなどの動画視聴(HD〜4K) 25〜50Mbps
オンライン会議・在宅ワーク 上り10Mbps以上・Ping低め
オンラインゲーム 速度よりPing(応答速度)の低さが重要

ここで大事なのは、「契約プランの最大速度」と「実際に出ている速度」は別物ということです。「10ギガ契約なのに20Mbpsしか出ない」なら、回線の速度上限ではなく、途中のどこかにボトルネック(詰まっている箇所)があります。10ギガ契約自体が不要なケースについては光回線の10ギガはほぼ全員いらないにまとめているので、そもそも契約プランを見直したい方はそちらもどうぞ。

原因1:夜だけ遅い→IPv4 PPPoEの混雑かもしれません

「昼間は速いのに、夜(20〜24時ごろ)だけ極端に遅くなる」場合、多くはIPv4 PPPoE方式の混雑が疑われます。従来型の光回線の接続方式(IPv4 PPPoE)は、ISP(プロバイダ)が持つ設備の出口を利用者みんなで共有する仕組みのため、利用者が集中する時間帯に渋滞が起きやすい構造です。

これに対して、IPv6 IPoE方式(v6プラス・OCNバーチャルコネクトなど、ISPによって呼び方が違います)は、混雑しやすい出口を経由しない仕組みのため、夜間でも速度が落ちにくいとされています。今の契約がどちらの方式かは、契約時の書類やISPのマイページ、もしくは「(契約しているISP名) IPv6 IPoE」で検索すると確認方法が出てきます。IPv4 PPPoEのままなら、ISPに申し込むだけでIPv6 IPoEに切り替えられることが多く、多くの場合は追加費用なしで速度が改善します。

原因2:Wi-Fiの電波が混んでいる・届いていない

回線自体が速くても、Wi-Fiの電波が原因で遅く感じることもよくあります。

  • 2.4GHz帯:壁を通りやすく届きやすい反面、電子レンジ・Bluetooth機器・近隣の他の家のWi-Fiと電波が混み合いやすい
  • 5GHz帯:速度は出やすいが壁に弱く、部屋をまたぐと弱くなりやすい
  • ルーターの置き場所が床に近い・家電の裏・金属製の棚の中だと電波が弱まりやすい
  • スマホやパソコンの接続設定で古い2.4GHz帯につながったままになっていないか確認する

対策としては、ルーターを床から離した高い位置・部屋の中央に近い場所に置き直すだけでも改善することがあります。それでも家の奥の部屋まで届かない場合は、電波を中継するメッシュWi-Fiルーターへの買い替えも選択肢です。

原因3:LANケーブルの規格が古い(有線接続の場合)

パソコンとルーターを有線LANでつないでいる場合、LANケーブルの規格が速度の上限を決めてしまいます。古いカテゴリのケーブルを使っていると、契約プランがどれだけ速くても頭打ちになります。

ケーブル規格 理論上の最大速度
CAT5e 1Gbps
CAT6 1Gbps(10Gbpsは短距離のみ)
CAT6A以上 10Gbps

特に「1ギガ契約なのにケーブルはずっと昔に買った物のまま」というお宅は珍しくありません。ケーブル自体は数百円〜千円台で買えるので、疑わしければCAT6A以上のものに交換してみる価値があります。

原因4:ルーターが古い・同時接続台数が多すぎる

ルーター本体も消耗品です。購入から5年以上経っていたり、家族が増えてスマホ・タブレット・スマート家電など同時接続台数が10台を超えているような場合、ルーターの処理能力が追いつかず遅くなることがあります。まずは電源を一度落として入れ直す(再起動する)だけで直ることも多いので、対策の中では一番手軽に試せます。改善しない場合は、Wi-Fi 6(11ax)対応の新しいルーターへの買い替えを検討してください。

ここまで試しても遅いなら「回線・契約」を疑う

ここまでのチェックをひととおり試しても速度が改善しない場合は、自宅側の問題ではなく、回線そのもの(提供事業者の設備・エリアの混雑)が原因の可能性があります。その場合の選択肢は次の2つです。

速度改善に使えるアイテム

まずは無料でできる「置き場所の見直し」「再起動」「IPv6 IPoEへの切り替え申し込み」から試すのがおすすめです。それでも足りない場合の買い替え候補を置いておきます。

🌐 Wi-Fi 6対応ルーター・メッシュWi-Fi
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🔌 CAT6A LANケーブル
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まとめ

光回線が遅いと感じたら、いきなり乗り換えを考える前に、まずスピードテストで実際の数値を確認し、夜だけ遅いならIPv6 IPoEへの切り替えを申し込み、次にWi-Fiルーターの置き場所と電波帯、LANケーブルの規格、最後にルーターの再起動・買い替え、という順で切り分けるのが電気屋としてのおすすめです。それでも改善しないなら、そこではじめて契約そのものの見直し(更新月の確認・値引き交渉・乗り換え)を検討してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 一番手っ取り早く試せる対策は?

A. ルーターの再起動です。無料ですぐ試せて、実際にこれだけで直るケースも多くあります。次に、ルーターの置き場所を床から離す・家電から遠ざけることを試してください。

Q. IPv6 IPoE(v6プラスなど)への切り替えは有料ですか?

A. ISPによりますが、追加料金なしで申し込めることが多いです。契約しているISPのマイページや公式サイトで「IPv6」「v6プラス」などのキーワードで確認してみてください。

Q. スマホのモバイル回線と自宅Wi-Fiどちらでスピードテストすればいい?

A. 自宅の回線の問題を切り分けたいなら、自宅Wi-Fiまたは有線接続で計測してください。参考として、外出先でモバイル回線の速度も測っておくと「自宅だけ遅い」のか「そもそも今日は全体的に混んでいる」のかの判断材料になります。

Q. 光回線の乗り換えを検討すべきタイミングは?

A. 自宅側の対策をひととおり試しても改善しない場合です。乗り換え前には更新月と違約金を必ず確認し、今の契約先への値引き交渉も選択肢に入れてください。

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