※本記事はプロモーションを含みます。
「Googleアカウントの保存容量がいっぱいです」という通知が出ると、有料プランに入るしかないのかと迷います。しかし、容量の多くは、写真の自動バックアップ・古いメールの添付ファイル・ゴミ箱に残ったデータのどれかが占めていることが少なくありません。この記事では、Googleの公式ヘルプをもとに、容量の中身の見分け方と、整理の順番、有料プランに入る前にできることを整理します(2026年11月6日にGoogle公式ヘルプで確認)。
この記事の結論
- 無料の15GBは、Gmail・Googleドライブ・Googleフォトの3つで共有している
- ゴミ箱や迷惑メールの中身も、完全に削除するまで容量に数えられる
- 整理はゴミ箱 → Gmailの大きな添付 → ドライブ → フォト → スマホのバックアップの順に進める
- 削除する前に、大事なデータは別の場所に控えを取る(Google データのエクスポート、外付けSSD・HDD)
- それでも足りないときは、Google Oneで容量を追加する
まず知っておく:15GBは3つのサービスで共有されている
Googleの公式ヘルプでは、無料で使える保存容量は、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで共有されると説明されています。次のようなものが容量に数えられます。
| 容量に数えられるもの | 補足 |
|---|---|
| Gmailのメールと添付ファイル | 迷惑メールとゴミ箱の中身も含む |
| Googleドライブのファイル | ゴミ箱の中身も、完全に削除するまで含まれる |
| Googleフォトの写真・動画 | 元の画質のものと、2021年6月1日以降に「保存容量の節約画質」などでバックアップしたもの |
| 2021年6月1日以降に作成・編集したドキュメント、スプレッドシートなど | それより前に作り、2021年6月1日以降に編集していないものは数えられない(編集すると対象になる) |
| Androidのバックアップなど | SMS、通話履歴、端末設定、アプリのデータ。WhatsAppのバックアップも対象 |
なお、2021年6月1日より前に「高画質」などでバックアップした写真・動画は、容量に数えられません。共有されたファイルは、基本的にファイルの所有者の容量を使います。ただし、自分でコピーを作ったファイルや、共有フォルダに自分で追加したファイルは、自分の容量を使います。
容量がいっぱいになるとどうなる?
- Googleドライブにアップロードできなくなる
- Googleフォトにバックアップできなくなる
- Gmailの送受信ができなくなる(届くはずのメールは送信者に返送される)
- ドキュメントなどを新しく作れなくなり、容量を減らすまで編集やコピーができなくなる
- ログインやアカウントへのアクセスは、引き続きできる
さらに、容量の超過が2年間続いた場合、容量を空けるか追加購入しないと、Gmail・フォト・ドライブの内容やAndroidのバックアップが削除される場合があります。削除の3か月以上前に通知やメールで知らされ、ダウンロードの機会も与えられる、と公式ヘルプにあります。また、Googleフォトを2年以上使わない場合も、コンテンツが削除される場合があります。
どこが容量を使っているかを確認する
整理を始める前に、何が容量を使っているかを確認します。パソコンのブラウザで、Google Oneのストレージ管理ページ(one.google.com/storage/management)を開くと、容量を使っているものを確認できます。端末のバックアップは、同じページの「バックアップ」欄から確認・削除できます。
内訳を見て、いちばん大きいものから手を付けると、少ない手間で容量を空けられます。
整理の順番(5ステップ)
ステップ1:ゴミ箱と迷惑メールを空にする
Gmailのゴミ箱・迷惑メール、ドライブのゴミ箱、フォトのゴミ箱は、完全に削除するまで容量に数えられます。まず空にします。公式ヘルプには、大量に削除した後の容量表示が更新されるまで、最長48〜72時間かかることがある、とあります。すぐに数字が変わらなくても、慌てずに待ちます。
注意:Googleフォトのゴミ箱は、削除してから30日後に完全に削除されます。ドライブとGmailは、完全に削除すると復元できません。空にする前に、中身を確認してください。
ステップ2:Gmailの大きな添付ファイルを探す
Gmailの検索バーに、次のように入力すると、大きなメールを探せます(公式ヘルプで紹介されている検索の例)。
| 入力する言葉 | 探せるもの |
|---|---|
has:attachment larger:10M |
10MBを超える添付ファイル付きのメール |
filename:.pdf larger:5M |
5MBを超えるPDFの添付ファイル |
older_than:2y has:attachment |
2年以上前の、添付ファイル付きのメール |
見つかったメールのうち、不要なものを削除し、ゴミ箱も空にします。必要な添付ファイルは、先にパソコンなどに保存してから削除します。
ステップ3:Googleドライブを大きい順に見る
ドライブの左側メニューの「ストレージ」を開くと、ファイルがサイズの大きい順に並びます。不要なものを削除します。ドライブには重複を自動で見つける機能がないため、名前順に並べて、「(1)」や「〜のコピー」で終わる同じ名前のファイルを探して、手作業で確認します。
なお、パソコン版ドライブが使うのは、パソコンのハードディスクの容量です。Googleの保存容量に数えられるのは、自分が所有者のファイルだけです。
ステップ4:Googleフォトの設定を見直す
写真・動画が容量の大部分を占めている場合は、次の3つを確認します。
- バックアップの画質:元の画質では、撮影時と同じ解像度で保存されます。「保存容量の節約画質」では、16MPを超える写真は16MPに、1080pを超える動画は1080pに縮小されます。どちらも、Googleアカウントの保存容量に数えられます
- 既存の写真の変換:パソコンで photos.google.com を開き、設定アイコンの「ストレージを管理」から、「既存の写真と動画を保存容量の節約画質に変換」を選べます。変換できるのは1日1回で、ヘルプには元に戻せるかどうかの記載がありません。大事な写真は、変換する前に別の場所へ控えを取っておきます
- バックアップするフォルダ:スマホのフォトアプリの設定にある「デバイスのフォルダをバックアップ」で、フォルダごとにオン・オフを切り替えられます。「デバイスのすべてのフォルダをバックアップ」がオンだと、新しいフォルダの写真も自動でバックアップされます
「ある日から急に容量が増えた」場合は、自動バックアップの対象にいつのまにか入っていたフォルダが原因のことがあります。必要なフォルダだけをオンにすると、容量の増え方を抑えられます。
注意:公式ヘルプでは、Googleフォトアプリで写真を削除すると、バックアップがオンのスマホ本体からも同じ写真が削除される(ゴミ箱に30日残る)と説明されています。クラウドだけを消して端末に残したいときは、残したいすべての端末でバックアップをオフにしてから、パソコンなどのブラウザで削除する手順になります。スマホ本体の容量だけを空けたいときは、バックアップ済みであることを確認し、公式ヘルプの手順を見てから操作してください。
ステップ5:端末のバックアップとWhatsAppのバックアップを見直す
Androidのバックアップや、WhatsAppのバックアップも、容量に数えられます。不要なバックアップは、ストレージ管理ページの「バックアップ」欄から削除できます。公式ヘルプには、Googleから削除したバックアップは元に戻せず、機種変更や再インストールのときにチャット履歴が失われる、という注意があります。WhatsAppは、アプリの設定で動画をバックアップに含めない設定にして、バックアップを取り直すと、容量を減らせる場合があります。
消す前に、控えを取る方法
容量を空けるために削除した写真やメールは、戻せないことがあります。次の2つの方法で、先に控えを取っておくと安心です。
- Google データのエクスポート(Google Takeout):takeout.google.com で、含めたいサービスを選び、メールでダウンロードリンクを受け取るか、ドライブなどに保存します。公式ヘルプでは、データをダウンロードしても、Googleのサーバーからデータが削除されるわけではないと説明されています。データ量によって数分から数日かかり、アーカイブは約7日で期限が切れ、ダウンロードは1つのアーカイブにつき5回までです。
- 外付けSSD・HDDに保存:写真や動画をパソコンに取り込み、外付けのストレージにコピーします。大きな容量を安く確保したいなら外付けHDD、持ち運びや速さを重視するなら外付けSSDが向いています(詳しい違いはiCloudストレージが足りないと言われたらにも書いています)。
外付けストレージは、パソコンの端子の形(USB-Cなど)に合うか、購入前に確認してください。保存したデータの控えは、1か所だけでなく、2か所に取っておくと安心です。
それでも足りないときは、Google Oneで容量を追加する
整理しても足りない場合は、Google Oneで容量を追加できます。Google Oneの公式ページ(2026年11月6日に確認)では、日本向けに次のプランが表示されています。
| プラン | 容量 | 月額(表示) |
|---|---|---|
| 無料 | 15GB | 0円 |
| Basic | 100GB | 290円 |
| Google AI Plus | 2TB | 1,450円 |
| Google AI Pro | 5TB | 2,900円 |
年単位で支払う場合は、最大16%割引と案内されています。プランの内容や料金は変わることがあるため、申し込む前に公式ページの最新の表示を確認してください。プランを追加購入した場合の容量の反映は、最長24時間ほどかかることがあります。
有料プランの前に、使っていないサブスクがないかを見直すのもおすすめです(サブスクの棚卸しの手順)。
パソコンの容量不足は、Googleの容量とは別
「容量が足りない」と言っても、Googleのクラウドの容量と、パソコン本体のストレージの容量は別のものです。Macの本体容量が足りない場合は、Apple公式の案内(macOS Ventura 13以降)で、「システム設定」→「一般」→「ストレージ」で確認できます。空き容量を増やす方法として、公式ページには次のようなものが挙げられています。
- ゴミ箱を空にする(ゴミ箱に入れただけでは容量は空かない)
- 外付けドライブへのファイルの移動
- 「ダウンロード」フォルダの整理、不要なアプリ・音楽・映画の削除
- メールの迷惑メール・削除済み項目の消去
- 古いiPhone・iPadのバックアップの削除
iPhoneのiCloudの容量についてはiCloudストレージが足りないと言われたら、Macの初期設定はMac初期設定でやるべきこと5選が参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q. Googleの容量がいっぱいだと、メールは受信できなくなりますか?
A. はい、受信できなくなります。公式ヘルプでは、保存容量が上限に達するとGmailでメールの送受信ができなくなり、届くはずだったメールは送信者に返送されると説明されています。容量がいっぱいになる前に整理するのが安心です。
Q. 写真を削除したのに、容量が減りません。
A. 削除してから容量の表示が更新されるまで、最長48〜72時間かかることがあります。また、Googleフォトのゴミ箱の中身は、削除から30日たつまで容量に数えられます。ゴミ箱を空にしたか確認してください。
Q. Googleフォトの写真を消すと、スマホの写真も消えますか?
A. 消える場合があります。公式ヘルプでは、Googleフォトアプリで削除すると、バックアップがオンのデバイスからも同じ写真が削除されると説明されています(削除した写真はゴミ箱に30日残ります)。端末に残したい場合は、バックアップをオフにしてからブラウザで削除するなど、公式ヘルプの手順を確認してください。
Q. 共有されたファイルは、誰の容量を使いますか?
A. 基本的には、ファイルの所有者の容量を使います。自分でコピーを作ったファイルや、共有フォルダに自分で追加したファイルは、自分の容量を使います。
Q. 有料プランに入らず、無料のまま使い続けられますか?
A. 容量の範囲内であれば、無料のまま使えます。超過した状態が2年間続くと、データが削除される場合があるため、整理するか追加購入するかを、早めに決めておくのが安心です。
まとめ
- 15GBは、Gmail・ドライブ・フォトで共有。ゴミ箱や迷惑メールの中身も数えられる
- 整理は、ゴミ箱 → Gmailの大きな添付 → ドライブ → フォト → バックアップの順
- フォトの自動バックアップの対象フォルダと、画質の設定を見直す
- 削除する前に、Google データのエクスポートや外付けSSD・HDDで控えを取る
- それでも足りなければ、Google Oneで容量を追加する
※Googleの保存容量・整理の手順・バックアップ・データのエクスポートはGoogle公式ヘルプ(Googleストレージの仕組み、容量の確保、Googleフォトのバックアップ画質・バックアップ設定、Google データのエクスポート)、プラン料金はGoogle Oneの公式ページ、Macの容量の確認はApple公式サポートで、2026年11月6日に確認しました。機能や料金は変更されることがあるため、実際の操作の前に最新の公式の案内をご確認ください。
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