Xiaomi・Redmiの不要アプリをadbで消す方法|HyperOSで実際に外したアプリ一覧と戻し方

スマホ・PC・格安SIM

※本記事はプロモーションを含みます。

Xiaomi・Redmiのスマホには、HyperOS(MIUI)の裏側で動く広告配信の仕組みや、正直あまり使わないプリインストールアプリがかなりの数入っている。今回、新しく手元に来たREDMI 15 5GとXiaomi 17T Proの2台で、パソコンとつないで操作する「adb(Android Debug Bridge)」という公式ツールを使い、実際に何を外したかをまとめておく。

root化(メーカーの保証外になる改造)は一切していない。adbはGoogleが公式に配布している開発者向けツールで、Android Developersの公式ページにも使い方が載っている、ごく普通の手段。


🎯 結論ボックス

  • ✅ adbのpm uninstall -k --user 0を使うと、アプリ本体を消さず「今使っているアカウントから取り外す」形で不要アプリを片付けられる
  • ✅ 1つずつcmd package install-existingで元に戻せるし、初期化すればすべて元通りに戻るので、あとでスマホを売るときも困らない
  • ⚠️ 自己責任での作業。電話・SMS・設定・ホーム画面・キーボードなど、生活に直結する部分は消さない
  • ✅ 筆者はREDMI 15 5G(ソフトバンク版・ドコモ系SIMで使用)で22個、Xiaomi 17T Pro(楽天モバイル+ドコモの2枚SIM)で37個を外し、再起動後に通話(VoLTE)・データ通信とも問題なしだった

そもそも何ができるのか

Xiaomi・Redmiの端末には、利用状況を集めて送るだけの解析アプリや、広告を配信する仕組みが標準で組み込まれている。加えて、Miブラウザ・Mi天気・Miクラウドなど「他のアプリで代替できるのに最初から入っている」ものも多い。これらは電話やLINEといった基本機能には関係しないので、外しても普段の使い方に影響しない場合がほとんど。今回の方法を使うと、こうした裏方アプリと使わないプリインストールアプリをまとめて片付けられる。

大事な注意点

作業に入る前に、必ず押さえておきたい点が3つある。

  • 本体は消えない。pm uninstall -k --user 0は「今のユーザーからアプリを取り外す」方式で、アプリ本体のデータは端末に残ったまま。あとからcmd package install-existingで1つずつ元に戻せるし、スマホを初期化(工場出荷状態にリセット)すればすべて元通りになる。売却前提でも安心して試せる
  • 自己責任での作業になる。公式にサポートされたメニュー操作ではないので、何が起きても自分で対処できる範囲で行う
  • 消してはいけないものがある。電話・SMS・設定・ホーム画面(ランチャー)・キーボード・Google Play開発者サービス・セキュリティアプリ・端末を探す・おサイフケータイ・緊急速報メール・SIM関連の設定は、通信や安全に直結するため対象から外す

準備するもの

必要なのは、パソコン(Mac・Windowsどちらでも可)とUSBケーブル、それにadbというツールだけ。

1. パソコンにadbを入れる

adbはAndroidアプリ開発者向けのツール「SDK Platform-Tools」に含まれている(Google公式配布)。

  • Mac:Homebrewが入っていれば brew install --cask android-platform-tools の1行で導入できる
  • Windows:上記の公式ページからZIPをダウンロードして展開し、フォルダの中のadb.exeをコマンドプロンプトから実行する

2. スマホ側で開発者向けオプションとUSBデバッグをオンにする

Android共通の手順として、設定アプリの「端末情報」からビルド番号を7回連続でタップすると「デベロッパーになりました」と表示され、開発者向けオプションが出現する(Android Developers公式)。HyperOSの場合は「設定→デバイス情報→OSバージョン」の項目を7回タップする形になる。開発者向けオプションの中にある「USBデバッグ」をオンにすればよい。なお筆者の環境(Googleファミリーリンクで管理しているREDMI 15 5G)ではこの操作に制限はかからなかったが、管理設定の内容によっては制限がかかる場合もあるようなので、その場合は無理に進めず確認してほしい。

3. USBケーブルでつなぐ

パソコンとスマホをUSBケーブルでつなぐと、スマホ側に「このパソコンを許可しますか」という確認画面が出るので許可する。パソコン側でadb devicesを実行し、端末の型番らしき文字列が「device」として表示されれば準備完了。ここで反応がない場合は、データ転送に対応したケーブル(充電専用ケーブルではないもの)を使っているか確認したい。

使うコマンド

基本の3つだけ覚えておけば十分。

  • 入っているアプリの一覧を見る:adb shell pm list packages
  • アプリを外す(元に戻せる):adb shell pm uninstall -k --user 0 パッケージ名
  • 外したアプリを元に戻す:adb shell cmd package install-existing パッケージ名

公式のコマンドリファレンスはAndroid Developers「adb」のページにまとまっている。不安な場合はpm uninstallの代わりにpm disable-user --user 0 パッケージ名(無効化のみ)を使うと、設定アプリの「アプリ一覧」からワンタップで元に戻せるので、より安全に試せる。

筆者が実際に外したアプリ一覧

REDMI 15 5G(22個)とXiaomi 17T Pro(37個)で実際に外したものを、種類ごとにまとめる。機種や購入時期、キャリア版によって入っているアプリは変わるので、あくまで筆者の環境での実例として見てほしい。

① 広告・情報送信系(データ収集や広告配信の裏方)

アプリ名 パッケージ名 何をするものか
Xiaomi解析(アナリティクス) com.miui.analytics 利用状況を集めて送るだけの裏方アプリ
広告配信(Main System Ads) com.miui.msa.global Xiaomi公式の広告配信の仕組み
Googleの広告関連API com.google.android.adservices.api Android標準の広告ID関連機能。使っていなくても裏で動く
サービス&フィードバック com.miui.miservice Xiaomiへの不具合報告・データ送信用
Miフィードバック com.miui.bugreport 不具合報告の送信用
稼働状況の診断送信 com.miui.misightservice 端末の稼働ログを収集・送信する診断サービス
Mi壁紙カルーセル com.miui.android.fashiongallery ロック画面に広告的な壁紙を配信する機能

② 使わないXiaomi製アプリ(代替アプリで困らないもの)

アプリ名 パッケージ名 何をするものか
Miブラウザ com.mi.globalbrowser 標準搭載のブラウザ。Chromeが残っていれば不要
Miビデオ com.miui.videoplayer 動画プレーヤー。YouTube等で代替可
Mi音楽 com.miui.player 音楽プレーヤー
Mi Weather(天気) com.miui.weather2 天気アプリ本体。※uninstallは失敗(後述)
Miクラウド関連3点 com.miui.cloudbackup/cloudservice/micloudsync Miクラウド機能一式。Googleのバックアップで代替可
Mi Connectサービス com.xiaomi.mi_connect_service Xiaomi製IoT機器と接続する機能。持っていなければ不要
MIUI+ Beta(PC連携) com.xiaomi.mirror PCとのファイル転送・コピペ連携機能
GetApps(Xiaomiアプリストア) com.xiaomi.mipicks Xiaomi公式のアプリストア。Playストアがあれば困らない
Miコミュニティ com.mi.global.bbs Xiaomiユーザー向け掲示板アプリ
ゲームセンター com.xiaomi.glgm Xiaomi独自のゲーム系サービス
クイックボール com.miui.touchassistant 画面に浮かぶ丸いショートカットボタン
Miドキュメントビューア cn.wps.xiaomi.abroad.lite 文書ビューア。Googleドライブ等で代替可
ホーム画面の「-1」面(ニュースフィード) com.mi.globalminusscreen ホーム左スワイプで出るニュース面。消してもホーム自体は残る
通知ポップアップ関連 com.xiaomi.barrage 一部の通知をポップアップ表示する機能
迷惑電話番号データベース連携 com.miui.yellowpage 電話帳まわりの付加機能
指紋認証の共通規格まわり org.ifaa.aidl.manager 指紋認証にかかわる裏方サービス
中国向け身分証関連機能 com.rongcard.eid 日本では使わない中国向け機能
初期設定の自動適用データ android.autoinstalls.config.Xiaomi.model 出荷時の初期設定を適用するための構成データ
初期ブックマーク com.android.providers.partnerbookmarks 出荷時に入っている初期ブックマークのデータ
よく使うフレーズ com.miui.phrase 入力補助の小機能
裏方プロセス2点 com.miui.daemon/com.xiaomi.xmsfkeeper バックグラウンドで動く裏方サービス
タッチ操作関連の裏方サービス com.xiaomi.touchservice タッチ操作にかかわる裏方サービス

※Mi Weather(com.miui.weather2)だけは「Failure [-1000]」でuninstallコマンドが通らなかった。アップデート済みのアプリで起きることがあるパターンで、この場合はホーム画面でアイコンを長押しして「アンインストール」を選ぶ操作で消せた。

③ 他社アプリ・連携サービス(使っていなければ不要)

アプリ名 パッケージ名 何をするものか
Facebook関連3点 com.facebook.system/appmanager/services Facebook本体を使っていなくても裏方だけ入っていることがある
Microsoft連携(スマホをリンク等)3点 com.microsoft.appmanager/deviceintegrationservice/crossdeviceservicebroker WindowsPCとの連携機能。使っていなければ不要

④ ソフトバンク版だけの独自アプリ(SIMがソフトバンク以外のときだけ外した)

REDMI 15 5Gはソフトバンク向けに販売された端末(いわゆる白ロム)で、筆者はドコモ系のSIMを挿して使っている。そのため、ソフトバンク独自の回線設定・キャリア設定に関わるアプリ5つは「使っているSIMがソフトバンクではない」ことを前提に外した。

パッケージ名 何をするものか
com.aura.oobe.softbank ソフトバンク版の初期設定ガイド
jp.softbank.mb.xcap ソフトバンク回線のキャリア設定プロビジョニング
jp.softbank.tether.entitlement ソフトバンク回線でのテザリング許可設定
android.aosp.carrieroverlay.softbank ソフトバンク向けのキャリア設定上書きデータ
com.android.provision.carrieroverlay.softbank 同上・プロビジョニング関連

⚠️ もしソフトバンクのSIMをそのまま挿して使うなら、この5つは外さない方が安全。回線のプロビジョニング(初期設定)に関わる可能性があるため。筆者の場合はドコモ系SIMで使い、外した後の再起動でVoLTE(通話)・データ通信とも問題なく使えることを確認できた。

外した後に確認したこと

アプリを外したら、必ず再起動してから以下を確認している。

  • ✅ 電話の発着信・SMSの送受信(VoLTE表示がきちんと出ているか)
  • ✅ モバイルデータ通信・Wi-Fi接続
  • ✅ おサイフケータイ・LINEなど普段使っているアプリの起動
  • ✅ Miブラウザを外した場合は、設定の「デフォルトアプリ」からブラウザを選び直す(既定のブラウザが空欄のままになることがある)

2台とも上記すべて問題なく、いつも通り使えている。

この方法で消せなかったもの

Mi Weather(天気アプリ)は、2台ともpm uninstallコマンドが「Failure [-1000]」で失敗した。OSのアップデートに合わせてアプリ自体もアップデートされたことがある場合に起きるパターンで、この場合はadbを使わず、ホーム画面でアイコンを長押しして「アンインストール」を選ぶ通常の操作でそのまま消せた。

ファミリーリンクで管理している端末での注意

子ども用などGoogleファミリーリンクで管理しているスマホでは、開発者向けオプションの表示や一部の設定操作に制限がかかることがあるとされている。筆者が実際に試したREDMI 15 5G(ファミリーリンク管理下)では、開発者向けオプションの有効化・USBデバッグのオンともに問題なく行えた。ただしこれは筆者の環境1台での結果であり、管理設定の内容によって挙動が変わる可能性があるため、断定はできない。制限がかかって進めない場合は、無理に回避しようとせず、そのまま使うことをおすすめしたい。

あると便利なもの

USB-C to USB-C データ転送ケーブル(USB 3.2・20Gbps対応)

充電専用の安価なケーブルだとadb devicesで認識しないことがある。データ転送に対応したケーブルを1本持っておくと、こうした作業がスムーズに進む

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まとめ

  • ✅ adbのpm uninstall -k --user 0は、本体を消さず「今のユーザーから外す」だけなので、1つずつ元に戻せるし初期化すれば完全に元通りになる
  • ✅ 電話・SMS・設定・ホーム・キーボードなど生活に直結する部分は絶対に対象にしない
  • ✅ ソフトバンク版などキャリア独自のアプリは、そのキャリアのSIMを使い続けるなら外さない方が安全
  • ✅ 筆者は2台とも再起動後の通話・データ通信に問題なし。不安な場合はpm uninstallの代わりにpm disable-user(無効化のみ)から試すのがおすすめ

Q. アプリを外すとスマホが壊れませんか?

「消してはいけないもの」(電話・SMS・設定・ホーム・キーボード・Google Play開発者サービス・セキュリティ・端末を探す・おサイフケータイ・緊急速報・SIM関連)を避ける限り、筆者の2台では問題は起きていない。ただし公式にサポートされた操作ではないため、自己責任での作業になる。不安なアプリはpm uninstallではなくpm disable-user --user 0(無効化のみ)を使うと、設定アプリからワンタップで元に戻せるのでより安全。

Q. 料金はかかりますか?

かからない。adb(SDK Platform-Tools)はGoogleが無料で配布しているツールで、パソコンとUSBケーブルさえあれば追加の課金は発生しない。

Q. iPhoneでもできますか?

できない。adbはAndroid専用のツールで、iOSでは使えない。

Q. 外したアプリを1つだけ戻したいです

adb shell cmd package install-existing パッケージ名を実行すれば、その1つだけを元に戻せる。データも端末に残ったままなので、設定などが消えて困ることもない。

Q. どのアプリが「消してよい」か分かりません

本記事の一覧はあくまで筆者の2台(REDMI 15 5G・Xiaomi 17T Pro)での実例。機種やソフトウェアのバージョンによって入っているアプリは変わるため、まずadb shell pm list packagesで一覧を出し、見覚えのないパッケージ名は検索して役割を確認してから、1件ずつ慎重に進めることをおすすめしたい。

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