「格安SIMに乗り換えたいけど、日本通信SIMって本当にいいの?」
最近、節約系の話題でよく名前が出てくる日本通信SIM。月額290円〜という価格は魅力的ですが、向く人と向かない人がはっきり分かれる格安SIMです。
筆者は長年、電気屋として様々なスマホと通信サービスを見てきましたが、「安いから乗り換えたのに後悔した」という声を何度も聞いています。
この記事では、日本通信SIMの特徴をフラットに整理して、向く人・向かない人をフローチャート付きで正直に解説します。
日本通信SIMとは?3分でわかる基本情報
日本通信SIMは、NTTドコモの回線を借りて運営するMVNO(格安SIM)です。つまり、ドコモのエリアがそのまま使えます。
料金プラン一覧
| プラン名 | 月額 | データ量 |
|---|---|---|
| 合理的シンプル290プラン | 290円 | 1GB |
| 合理的みんなのプラン | 1,390円 | 20GB |
| 合理的50GBプラン | 2,178円 | 50GB |
※通話料は別途。かけ放題オプション(70分/月)は880円で追加可能。
契約縛りなし・解約金なし・最低利用期間なしという点も大きな特徴です。
向く人・向かない人フローチャート
まずは、自分がどちらに当てはまるか確認してみてください。
📱 Q1. 月に使うデータ量はどのくらい?
▼ 1GB以下(自宅Wi-Fi中心、外ではほぼ使わない)
→ 合理的シンプル290プランが使えるか試す価値あり。月290円は破格。ただし外出が増えたときのリスクは後述のデメリットを確認。
▼ 2〜20GB(普通に外でも使う)
→ 合理的みんなのプラン(1,390円)がコスパ最強。朝昼夕の速度低下を許容できれば◎
▼ 20GB超(動画・テザリングをよく使う)
→ 日本通信SIMより ahamo や楽天モバイルが有利。下の比較表を参照。
日本通信SIMが向く人の特徴
① 自宅にWi-Fiがあり、外出先では動画をほぼ見ない人
日本通信SIMは朝・昼・夕の混雑時間帯に速度が落ちます。しかし、自宅Wi-Fiメインで外ではSNSやマップ程度しか使わない人には、この速度低下はほぼ気になりません。
月1,390円でデータ20GBを持っておけば、急に使いたいときにも安心できます。
② ギガ管理を考えたくない人
「残りのギガを気にしながら使う」のは、意外とストレスです。月額290円の最安プランに魅力は感じても、1GBの上限管理に疲れて結局1,390円のプランに戻したという人は少なくありません。
1,390円に固定して「あとはいくら使っても同じ」と割り切れる人には、精神的にも合っています。
③ 縛りなしで気軽に試したい人
2年縛り・解約金ゼロなので、「合わなければすぐ乗り換える」という使い方ができます。格安SIMを初めて試す人に向いています。
日本通信SIMが向かない人の特徴(正直に解説)
ここが重要です。「格安SIM=日本通信SIM一択」という情報をよく見かけますが、向かない人も明確に存在します。
① 昼休みに外でスマホをよく使う人
日本通信SIMは朝・昼・夕の混雑時間帯に速度が大幅に低下することがあります。実測で下り1Mbps以下になるケースも報告されており、昼休みに外でYouTubeを見たり、テザリングでPCを使う人には厳しい場面があります。
速度が安定している時間帯(深夜〜朝や夜)はまったく問題ありませんが、使い方によっては不満を感じる可能性があります。
② 海外に行く人
日本通信SIMは海外ローミング非対応です。海外でスマホを使いたい人は、ahamoやpovoなど海外対応プランを選ぶ必要があります。
③ LINEのID検索をよく使う人
格安SIM全般に共通する話ですが、LINEのID検索は格安SIMでは使えません(年齢確認ができないため)。友達追加はQRコードや電話番号を使う方法に限られます。
仕事でLINEのID検索を使う機会が多い場合は、注意が必要です。
④ 月30GB以上使うヘビーユーザー
大量データを使う人には、日本通信SIMの50GBプラン(2,178円)より楽天モバイルの無制限(3,278円)や ahamo(2,970円・100GB)の方がコスパがいい場合があります。
主要格安SIMとの比較表
| 日本通信SIM | ahamo | 楽天モバイル | mineo | |
|---|---|---|---|---|
| 月額(目安) | 1,390円(20GB) | 2,970円(100GB) | 1,078円(3GB)〜3,278円(無制限) | 1,265円(5GB) |
| 回線 | ドコモ | ドコモ | 楽天/ドコモ/au | ドコモ/au/ソフトバンク |
| 縛り・解約金 | なし | なし | なし | なし |
| 海外ローミング | × | ◎(20GBまで無料) | △(別料金) | △(別料金) |
| 混雑時の速度 | 遅くなりやすい | 比較的安定 | エリアによる | 遅くなりやすい |
| LINEのID検索 | × | ◎ | ◎ | × |
※楽天モバイルは楽天回線エリアが広がっており、都市部では安定しています。
各キャリアの詳細はそれぞれの記事で解説しています:
👉 格安SIM比較2026年版|家族4人・8年運用の実録で選び方を解説
👉 ahamo(アハモ)は本当にお得か?現役電気屋が正直評価
👉 UQモバイルに乗り換える前に確認すること
📌 筆者のおすすめ使い分け
- 自宅Wi-Fi中心・外出少なめ → 日本通信SIM 1,390円プラン
- 海外出張あり・速度安定重視 → ahamo
- データを気にせず使いたい → 楽天モバイル(エリア確認してから)
楽天モバイルが気になる人へ
比較表で楽天モバイルが気になった方へ。3GBまで1,078円・無制限でも3,278円という料金体系は、データをよく使う人には魅力的です。解約金もゼロなので試しやすいのも特徴です。
ただし、楽天回線エリアかどうかを事前に確認することを強くおすすめします。特に地方や郊外では、楽天回線が繋がらずパートナー回線(au)になる場合があり、その場合はデータ上限が別途設定されます。
楽天モバイルについては、別記事でより詳しく解説しています。
👉 楽天モバイルは本当にお得?格安SIM歴8年・地方在住が正直に評価
日本通信SIMへの乗り換え手順と注意点
日本通信SIMに乗り換えると決めたら、以下の流れで手続きします。
乗り換えの基本的な流れ
- 日本通信SIMの公式サイトから申し込み(MNPワンストップ方式なので、事前のMNP予約番号取得は不要)
- 本人確認書類をスマートフォンで撮影・提出(マイナンバーカードが一番スムーズ)
- SIMカードまたはeSIMを有効化
- APN設定・プロファイルのインストール(iPhoneの場合は必須)
Android APN設定【Xiaomi 17T Pro(HyperOS)対応】
日本通信SIMのSIMカードを挿したら、以下のAPN情報を入力します。各値の「コピー」ボタンをタップすると自動でクリップボードにコピーされます。
| 設定項目 | 設定値 |
|---|---|
| 名前(任意) | NihonTsushin |
| APN ※最重要 | dm.jplat.net |
| ユーザー名 | jci@jci |
| パスワード | jci |
| 認証タイプ | PAPまたはCHAP |
⚠️ すべて半角で入力。「APNタイプ」など上記以外の項目は変更不要です。
Xiaomi 17T Pro(HyperOS)での操作手順
- 「設定」→「SIMカードとモバイルネットワーク」を開く
- 日本通信SIMが入っているスロット(SIM1またはSIM2)をタップ
- 「アクセスポイント名(APN)」をタップ
- 右上の「+」をタップして新規APN作成
- 上表の値を入力(コピーボタンで貼り付けると便利)
- 右上の「⋮(三点メニュー)」→「保存」
- 作成したAPNのラジオボタンを選択
- Wi-Fiをオフにして「4G」または「5G」の表示を確認
💡 5Gを使いたい場合は、マイページから「5Gオプション」を別途無料申込してください(デフォルトは4G接続)。
乗り換え前に知っておきたい注意点3つ
① 設定は必ずWi-Fi環境下で行う
SIMを切り替えると一時的にモバイル通信が使えなくなります。設定完了後にWi-Fiを切って動作確認しましょう。
② iPhoneの場合、旧SIMの設定を先に外す・APN設定を忘れずに
旧SIMが刺さったままeSIMの設定をしようとすると、設定が旧SIM側に引っ張られてうまくいかないことがあります。また、iPhoneはeSIM有効化後に「プロファイルのインストール」が必要です。日本通信SIMのマイページからダウンロードして端末にインストールしてください。これを忘れると、SIMは有効でも通信できないままになります。設定完了後は必ずWi-Fiをオフにして「4G」または「5G」の表示が出るか確認しましょう。
③ eSIMは年3回まで機種変更時の切り替え手数料が無料
2025年4月以降、機種変更に伴うeSIMの切り替えは年3回まで手数料無料になりました。以前は1,100円かかっていましたが、この改善でeSIMを選ぶハードルが下がっています。
④ 5Gを使うには別途申込が必要
契約後、デフォルトでは4G接続になります。5Gを使いたい場合は、マイページから「5Gオプション」を別途無料で申し込む必要があります。申込から有効化まで最大1〜2時間かかります。なお、5Gオプションを有効にすると3G(FOMA)での通信は利用できなくなります。
初期費用を安くする方法
通常、申し込み時に事務手数料3,300円がかかります。スターターパック(スターターキット)を事前にAmazonや家電量販店で購入すると、この手数料を節約できます。価格は時期によって変わりますが、1,000〜2,000円程度で買えることが多いです。
▼ スターターパックをAmazonで探す(事前購入で手数料節約)
日本通信SIM スターターパック(Amazon) / 楽天市場で探す
実際のスターターパックの使い方・申し込みの流れは別記事で詳しくまとめています。
👉 日本通信 スターターパック レビュー|月290円で家族4人・ドコモ回線を2年維持した実録
よくある質問
Q. 日本通信SIMはどこで繋がりますか?
A. NTTドコモの回線を使っているため、ドコモが繋がる場所ならどこでも使えます。地方・郊外でも安定して使えるのが強みです。
Q. 速度が遅くて困ったらどうすれば?
A. 混雑時間帯(朝7〜9時・昼12〜13時・夕17〜19時)を避けて使うのが基本です。どうしても速度が必要な場面には、povo2.0をeSIMで追加してデュアルSIM運用する方法があります。povo2.0は基本料0円で、必要なときだけトッピング(24時間使い放題330円など)を購入できます。
👉 povo2.0 を月額0円で維持する方法|半年ごとの250円運用を解説
Q. 現在ドコモ以外のキャリアでも乗り換えできますか?
A. できます。au・ソフトバンク・楽天モバイルなどからでも、MNPワンストップ方式で番号をそのまま引き継いで乗り換え可能です。
Q. 家族全員で乗り換えたほうがお得ですか?
A. 家族割のような仕組みはないため、1人あたりの料金はまったく変わりません。ただし、家族全員が「向く人」の条件(自宅Wi-Fi中心・海外不要)に当てはまるなら、全員が安くなる可能性は十分あります。
まとめ
日本通信SIMの向く人・向かない人を整理すると、こうなります。
✅ 向く人
- 自宅Wi-FiメインでモバイルデータはSNS・マップ程度
- 月2〜20GBを月1,390円に固定して管理を楽にしたい
- ドコモのエリアで十分・海外利用なし
- 縛りなしで気軽に試したい
❌ 向かない人
- 昼休みに外でYouTubeを見る・テザリングをよく使う
- 海外出張・旅行がある
- LINEのID検索を仕事でよく使う
- 月30GB以上のヘビーユーザー
格安SIMへの乗り換えを検討しているなら、まず自分の月間データ使用量を確認してみてください。iPhoneは「設定 → モバイル通信」で、Androidは「設定 → ネットワーク」で確認できます。
月2〜10GB・自宅Wi-Fi中心という方には、日本通信SIMの1,390円プランは現状最もコスパの高い選択肢の一つです。一方でデータをたくさん使う方や海外に行く方は、楽天モバイルやahamoも比較してみることをおすすめします。
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