サーキュレーターを5台使い分ける電気工事士が、選び方と置き方のコツを正直に話します

節約家電

こんな人におすすめ
– 洗濯物の乾燥を時短したい人
– エアコンの効きを良くしたい人
– 静音タイプを寝室で使いたい人

結論
用途に合わせて「向きを変えられるサーキュレーター」と「静音の縦型スリムファン」を使い分けるのが正解です。1台で全部済ませようとすると、だいたいどこかで不満が出ます。

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子どもの頃、実家の扇風機の羽に指を入れて、プラスチックの羽を1枚ヒビ入れたことがあります。父にめちゃくちゃ怒られました。

あれから30年以上経って、今は我が家でサーキュレーターと扇風機を合わせて5台使っています。鹿児島の夏は本当に長くて、5月から10月までほぼ毎日稼働です。

家電量販店で4年、住宅設備設計で15年、電気工事士として10年以上働いてきた僕が、実際に使ってみて分かった「置き方」と「選び方」を正直に書きます。

我が家の5台を紹介します

まず、どこに何を置いているか、表でまとめます。

場所 機種 用途
リビング 日立リビング製 縦型スリムファン エアコン併用・静音で大風量
子供部屋 TOYOTOMI リモコン式扇風機(5枚羽根) 就寝時タイマー使用
寝室 SANYO 扇風機(5枚羽根) 就寝時タイマー使用
洗面所 TOYOTOMI 置き型サーキュレーター 真上に向けて洗濯乾燥
移動用 ニトリ製 上下左右可変サーキュレーター 都度移動して使う

メーカーがバラバラなのは、買い足してきた歴史です。1台で全部の用途をこなすのは難しいというのが、使い続けてきた正直な感想です。

洗濯乾燥には「真上を向けられる」タイプが必要

洗濯乾燥で時短したいなら、まず真上を向けられるサーキュレーターを1台買うのが正解だと思います。

我が家の洗面所は、洗濯機の上に物干しがあって、そこに洗濯物を干します。普通の扇風機だと風が水平にしか飛ばないので、洗濯物の真下から風を送れません。

TOYOTOMIの置き型サーキュレーターを真上に向けて、除湿機と浴室乾燥機を併用するようになってから、乾くまでの時間が2時間以上短くなりました。体感ではなくて、タイマーで測った数字です。

ポイントは3つです。

  1. サーキュレーター単体だと湿気がこもるので、除湿機か浴室乾燥機と必ず併用する
  2. 風は洗濯物の「下から上」に抜けるように向ける
  3. 厚手のタオルやデニムは、サーキュレーターの真上が一番乾きやすい

これに気付くまでに何年もかかりました。最初は普通の扇風機を斜めに向けていたんですが、全然乾きません。真上を向けられるかどうかで、洗濯乾燥の効率は本当に変わります。

エアコン効率化は「対角に置く」だけで変わる

リビングのエアコン効率化の話です。

我が家のリビングは横長で、エアコンが部屋の片側にあります。サーキュレーターをエアコンの対角(反対側の角)に置いて、エアコンに向けて風を送ると、部屋全体が冷えるまでの時間が明らかに短くなりました。

理由はシンプルで、冷たい空気は重くて下に溜まるからです。下に溜まった冷気を、対角からエアコン側に押し戻すと、部屋の中で空気が循環します。

リビングでは静音重視で日立リビング製の縦型スリムファンを選びました。エアコンと同じタイプの羽根が使われていて、低回転でも大風量が出るので、長時間つけていてもうるさくありません。

ただ、デメリットも正直に書きます。

  • 縦型スリムファンは値段が高い(普通のサーキュレーターの2〜3倍)
  • 真上には向けられないので、洗濯乾燥には使えない
  • サイズが大きいので、狭い部屋には置きづらい

リビングのように「広い空間で長時間つけっぱなし」の場所には合いますが、用途が限定されます。

サーキュレーターと扇風機・縦型スリムファンの使い分け

サーキュレーターは、風の向きを変えて空気を循環させるのが得意です。真上や斜め上にも向けられて、直線的な強い風が出ます。洗濯乾燥やエアコン効率化には欠かせません。

通常の扇風機は値段が安いので、寝室や子供部屋の短時間利用に向いています。タイマーで寝入りばなだけ使うような使い方なら、高いものを買う必要はないと思います。

縦型スリムファンは、静音で広い空間に大風量を送るのが得意です。エアコン併用やリビングでの長時間使用に向いていますが、真上には向けられません。

僕の使い分けをまとめるとこうなります。

  • 洗濯乾燥 → サーキュレーター(真上に向ける)
  • リビングのエアコン併用 → 縦型スリムファン
  • 寝室・子供部屋 → 安価な扇風機(タイマー付き・短時間利用)
  • ピンポイントで風が欲しい → 移動用の小型サーキュレーター

「全部サーキュレーターで揃えれば良いのでは」と思う方もいると思いますが、寝る時にサーキュレーターの直線的な風を浴びると、朝起きた時に体がだるいです。これは僕も妻も同じ感想でした。

寝室・子供部屋はタイマー付き一択

寝室と子供部屋に関しては、タイマー付きを選んでください。

つけっぱなしで寝ると体が冷えすぎます。子供は特に汗をかいた状態で風に当たり続けると、翌朝に鼻水が出たりします。

我が家では「2時間タイマー」で使っています。寝入りばなだけ風があれば十分で、深夜は止まっていてOKです。安価な扇風機でも、タイマー機能さえ付いていれば寝室では十分です。

子供部屋はリモコン式にしておくと、布団に入ってから操作できて便利です。

10年以上使うためのメンテナンス

我が家の扇風機の中には、設計寿命10年を超えて使い続けているものがあります。SANYOの扇風機は、たぶん15年近く動いています。

メーカー非推奨なので大きな声では言いにくいですが、メンテナンスをきちんとやれば、家電は意外と長持ちします。僕がシーズン終わりにやっているのは2つだけです。

  1. ブロワーでホコリを吹き飛ばす — モーターの通気口に溜まったホコリが過熱と異音の原因になります
  2. 羽を1枚ずつ拭く — 中性洗剤を薄めた水で拭いて、しっかり乾かしてから組み立て直す

電気工事士として正直に言うと、焦げ臭いにおいがしたら即使用中止です。モーター内部のコンデンサーが劣化して発熱している可能性があり、火災のリスクがあります。

10年使えているのは結果論で、メーカー保証外であることは忘れないでほしいです。

選ぶ時に見るポイント3つ

1. 首振りの角度
上下に何度動くかが一番大事です。真上(90度)まで向くものは洗濯乾燥に使えます。水平しか向かないものは洗濯乾燥には不向きです。

2. 音の大きさ(dB表示)
寝室で使うなら、最弱で30dB以下が目安です。家電量販店で実機の音を聞いてから買うのが一番確実だと思います。

3. リモコンの有無と首振り方式
寝室・子供部屋はリモコン付きが便利です。布団に入ってから操作できます。

ただし、電動で左右に首振りするリモコン式は注意が必要です。最初は便利だったんですが、近くにいる時についつい手で向きを変えようとして、首振りモーター部分を壊してしまいました。電動首振りは、手で動かすことを想定していない設計になっています。結局、手で自由に向きを変えられる方式のほうが日常使いには便利でした。

まとめ

5台使ってみた正直な結論は、用途を分けて2〜3台に増やすほうが満足度が高いということです。

  • 洗濯乾燥 → 真上を向けられるサーキュレーター
  • リビング → 静音の縦型スリムファン
  • 寝室・子供部屋 → 安価なタイマー付き扇風機

最初の1台は「真上を向けられるサーキュレーター」をおすすめします。洗濯乾燥の時短効果が一番分かりやすく実感できます。

メンテナンスをきちんとやれば10年以上使えます。家電は使い捨てではなく、付き合っていく道具だと思っています。

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