結論:貯蓄型保険は早めの解約が正解だった
この記事でわかること
- 学資保険・貯蓄型保険を解約した3件のリアルな数字
- 「払ったお金がいくら戻ってきたか」の実例
- 貯蓄型保険より運用が有利な理由
- 解約後のお金の使い方(方針)
「子どものために学資保険を契約した」という人は多いと思います。筆者も電気屋として家電と同じく「保険は大きい買い物」だと思っているので、これは他人事ではありません。リベシティ図書館の実体験レポートをもとに、解約のリアルをまとめます。
貯蓄型保険の「仕組み」を先に理解する
学資保険・貯蓄型保険は「保障+貯蓄」を組み合わせた商品です。毎月保険料を払い続けると、満期時に「受取額」が戻ってきます。問題は途中解約すると元本割れすることと、利率が低すぎて現代の運用益と大差ない・もしくは下回る点です。
3件の解約結果(実例)
①学資保険(ソニー生命)8年払い込み後に解約
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月12,630円 × 8年(支払総額) | 1,212,480円 |
| 解約返戻金 | 1,212,480円 |
| 増減 | ±0円(元本そのまま) |
8年間払い続けたらようやくトントン。同じお金を投資信託で18年運用すると約360万円になる試算で、学資保険より60万円プラスになっていました。
②貯蓄型保険(オリックス生命)7年払い込み後に解約
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月12,372円 × 7年(支払総額) | 1,039,248円 |
| 解約返戻金 | 705,840円 |
| 増減 | ▲333,408円(約32%減) |
③貯蓄型保険(オリックス生命)6年払い込み後に解約
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月13,029円 × 6年(支払総額) | 938,088円 |
| 解約返戻金 | 630,750円 |
| 増減 | ▲307,338円(約33%減) |
まとめると:3件の解約で合計約64万円が消えました。「安全に貯められる」という説明で契約したのに、途中で解約すると3分の1程度が戻ってこないことになります。
「解約しないほうがいい」というアドバイスへの反論
保険会社や担当者から「今解約すると損です」と言われることがあります。これは事実ですが、解約しないで払い続けることも「機会損失」という損です。
同額を毎月インデックス投資に回していた場合のシミュレーション(年利5%想定):
- ②のケース:15年で約280万円(学資保険より約40万多)
- ③のケース:15年で約295万円(貯蓄型保険より約55万多)
解約損失は「一時的な痛み」ですが、解約しないで払い続ける損失は「永続する機会損失」です。
解約判断のチェックリスト
- 満期時の返戻率が105%未満 → 解約を検討する価値あり
- 契約から5年未満 → 元本割れが大きいため、返戻率の回復ラインを確認
- 月の支払いが家計を圧迫している → 早期解約を優先検討
解約後のお金の使い方
返戻金はそのまま「つみたてNISA・iDeCo」の原資にするのがおすすめです。教育費目的なら学資代わりとして別口座に積み立て、インデックスファンドで運用する方法が一般的です。
保険の考え方の基本は別記事でまとめています:火災保険・賃貸保険の選び方
まとめ
貯蓄型保険解約のポイントまとめ
- 途中解約は元本割れするが、払い続けも機会損失になる
- 満期まで払い続けた場合の利率は低く、インデックス投資に劣る
- 3件の実例で解約損計64万円 → 続けていれば100万円超の機会損失
- 解約後は同額をNISA・iDeCoへ移す「保険→投資シフト」が有効
- 迷ったら返戻率と運用シミュレーションを比較して判断する
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