スマホのセキュリティ更新はいつまで?サポート終了の調べ方と買い替え時の見分け方(iPhone・Android)

スマホ・PC・格安SIM

「バッテリーは持つし、動きも普通。まだ使える」。何年も使っているスマホについて、そう思っている人は多いはずです。ただ、スマホの寿命を決めるのは、バッテリーや動作の軽さだけではありません。セキュリティの更新が、いまも届いているかどうかです。

更新が止まった機器は、あとから見つかった弱点がふさがれないまま使い続けることになります。この記事では、iPhoneとAndroidそれぞれで「更新がまだ届く機種か」を調べる手順と、止まっていた場合の考え方を、公式ページの内容をもとに整理します。


この記事の結論

  • スマホの買い替え時期は、画面の傷や電池の持ちより「セキュリティ更新が届くか」で判断する
  • iPhoneは「設定→一般→ソフトウェアアップデート」、Androidは「設定→端末情報→Androidバージョン」で現状を確認できる
  • Pixelは公式に年数が公表されている(Pixel 8以降は7年、6〜7aとFoldは5年、5a以前は終了)
  • 更新が止まっていたら、機種を選び直すときは「何年更新されるか」を比較表の一行に加える

なぜ「更新が届くか」が大事なのか

IPA(情報処理推進機構)は、個人向けの基本対策として、パソコンやスマートフォンのOSや各種ソフトウェアに修正プログラムを適用し、最新のバージョンに更新することを挙げています(IPA「情報セキュリティ対策の基本」より)。更新は、見つかった弱点をふさぐためのものです。

つまり、メーカーが更新の提供をやめた時点で、「最新にしたくてもできない」状態になります。ルーターについて、サポート期限内の機器を使うことが基本対策として挙げられているのと同じ考え方です(ルーターの場合は自宅のWi-Fiルーター、初期設定のままにしていませんかで整理しています)。

iPhoneの確認方法

手順

Appleの案内では、手順は次のとおりです(Apple サポート「iPhoneまたはiPadをアップデートする」より)。

  1. バックアップを取り、電源とWi-Fiにつなぐ
  2. 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開く
  3. 現在のiOSのバージョンと、アップデートがあるかが表示される
  4. アップデートがあれば「ダウンロードしてインストール」を押す

アップデートが表示されないときは、パソコンにつないで更新する方法もAppleが案内しています。VPNやプロキシにつないでいると更新サーバーに届かないことがある、とも書かれています。

「最新のiOSが出ない」=すぐ危険、ではない

Appleのセキュリティアップデート一覧ページ(Apple「Appleのセキュリティアップデート」)を2026年10月26日に確認したところ、最新のiOSは27系でしたが、それより古い世代の端末向けに、iOS 26.7、18.7、16.7、15.8といった前の世代の系統にも更新が出ていました。古い端末ほど、対象になる更新は少なくなります。

ここから分かるのは、最新のiOSに上げられない機種でも、前の世代の系統で更新が続くことがある、ということです。一方でAppleは、調査が終わり修正が用意できるまでは問題を公表しないとしています。「何年まで更新する」という期限は、確認した範囲では見当たりませんでした。

iPhoneでの見分け方(目安)

①自分のiPhoneで「設定→一般→ソフトウェアアップデート」を開き、いまのバージョンを控える。②上のセキュリティアップデート一覧で、その系統(例:18.x)に最近の更新があるかを見る。③一覧のなかで、自分の系統の更新日が長く止まっているなら、買い替えを考え始める時期です。

Androidの確認方法

手順

Googleのヘルプでは、次のように案内されています(Android ヘルプ「Androidのバージョンを確認して更新する」より)。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「端末情報」(または「タブレット情報」)→「Androidバージョン」をタップ
  3. 「Androidセキュリティアップデート」の項目で、セキュリティパッチの適用日を見る
  4. 更新の確認は「設定」→「システム」→「ソフトウェア アップデート」から行う

メニューの名前は機種やメーカーによって少し違います。見つからないときは、設定画面の検索で「セキュリティ アップデート」と入れると近いことが多いです。

Googleのヘルプによると、古い端末は新しいAndroidに対応できないことがあり、更新の予定は端末・メーカー・通信会社によって異なります。更新の予定を知りたい場合は、メーカーや通信会社に確認するよう案内されています。

見るポイントは「パッチの日付」

セキュリティパッチの日付が、直近数か月以内なら更新は届いています。1年以上前のまま止まっていて、「更新を確認」しても何も出ないなら、更新は終わっている可能性が高いと考えるのが自然です。

Pixelは公式に年数が出ている

Googleは、Pixelの更新提供期間を機種ごとに公表しています(Pixel ヘルプ「Pixelのアップデート ポリシー」より)。

機種 OSとセキュリティの更新
Pixel 8以降(8、8a、8 Pro、9シリーズ、10シリーズなど) 7年
Pixel 6、6a、6 Pro、7、7a、7 Pro、Pixel Fold 5年
Pixel 5a以前 終了(更新なし)

期間の数え始めは、米国のGoogleストアで発売された日です。日本での発売日ではないので、端末ごとの終了日は、発売日から数えて確かめます。

ほかのメーカーは、年数の出し方が機種ごとに違います。購入前に、メーカーの公式サイトで「その機種の更新は何年か」を確かめるのが確実です。この記事では確認できなかったメーカーの年数は載せていません。

更新が止まっていたら

ここからは公式の決まりではなく、筆者の考えです。

すぐ買い替えが難しいとき

  • 銀行・証券・決済アプリは、できれば更新が届く端末に寄せる
  • 知らない相手からのSMSやメールのリンクは開かない(そのSMS、フィッシングかも)
  • 入れるアプリは必要なものだけにして、使っていないものは消す

買い替えるとき

価格だけを見ると、安い機種に目が行きます。そこで、本体価格を使える年数で割ってみると、見え方が変わります。

例(本体価格) 更新が3年 更新が5年 更新が7年
6万円 年2万円 年1.2万円 年約8,600円
3万円 年1万円 年6,000円 年約4,300円

※上の表は、価格を年数で割っただけの計算例です。実際の端末価格や下取り額は含みません。

安い機種でも更新が長ければ有利になるし、高い機種でも更新が短ければ割に合わないことがあります。機種を比べるときは、価格・性能・容量に「更新は何年か」の一行を足すのがおすすめです。Pixelの新機種の選び方はPixel 11は待つべき?Pixel 10を今買うべき?で、機種変更時のeSIM移行はiPhoneを機種変更するときのeSIM移行手順で整理しています。

パソコンやルーターも同じ

サポートの終わりがあるのは、スマホだけではありません。パソコンのWindows 10は延長サポートの選択肢と買い替えの判断基準をWindows10をまだ使っている人へに、ルーターは上で紹介した記事にまとめています。家のなかのネットにつながる機器は、一度「サポートはいつまでか」を棚卸しするのがおすすめです。

よくある疑問FAQ

Q. 更新が止まったスマホは、もう使ってはいけませんか?

すぐに使えなくなるわけではありません。ただ、新しく見つかった弱点がふさがれないので、リスクは少しずつ上がります。メインの端末としては更新が届く機種に移し、古い端末は使い道を限る、というのが現実的です。

Q. 更新が届いているか、一番簡単に確かめる方法は?

iPhoneは「設定→一般→ソフトウェアアップデート」、Androidは「設定→システム→ソフトウェア アップデート」で更新を確認します。Androidは、そこに「端末情報」で見られるセキュリティパッチの日付をあわせて見ると、状況が分かりやすくなります。

Q. 中古のスマホを買うとき、見るべき点は?

発売からの経過年数と、その機種の更新が何年かを先に確かめます。Pixelなら上の表が使えます。ほかのメーカーは、公式サイトの機種ページで確かめてください。

まとめ

スマホの買い替え時期は、電池の持ちや動作の軽さではなく、セキュリティ更新が届くかどうかで決まります。まずは今日、いま使っている端末の更新画面を開いて、バージョンとパッチの日付を確かめてみてください。止まっていると分かったら、次の機種は「何年更新されるか」を比べて選ぶと、長い目で見て出費を抑えられます。

あわせて読みたい

※本記事の内容は2026年10月26日時点の公式情報にもとづきます。更新の提供状況や期間は変わることがあるため、最新の情報はAppleやGoogleなど各社の公式ページでご確認ください。

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